名古屋市西部に位置する。高速道路が延長してひらけてきたが、敷地は幹線道路より入りこんだ古いまちなみのなかにある。新しい医院の結論は新しい診療方針を時間をかけてひろめようということだった。そのため高度な診療技術を密度の濃い診療空間でじっくり行なうことが基本的コンセプトになった。平面計画は、三角形の敷地に対して建物を道路に平行させ、南側の高圧線をさけてほぼ中央部に配した。機能を待合・診療・スタッフの3ブロックに大別、分離して、その間に受付・消毒準備・カウンセリングを挿入した。中央の廊下は3ブロックを貫通して最後は勝手口になる。左右の診療室はチェア回りのスペースをゆったり確保、廊下に向けて片流れ屋根が上り頂部はトップライトの吹抜になっている。 |